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当院での治療の考え方


一般的に西洋医学（病院）は病気の原因を探し出して、その病気の原因に「薬」や「外科的」な対処をするという治療を行います。

この病気の『原因を取り除けば治る』ということは客観性もあり、とても分かりやすい考え方です。

余談になりますが、私自身も2014年に今さらながら水疱瘡に罹い、病院の有難さを痛切に感じました。

しかしながら、「原因が分からない」「特効薬がない」場合には治療のしようがないという一面も持ち合わせていると言えます。

ここに鎮痛薬など数種類の薬を飲み続けなくてはならなくなるという落とし穴があるように思います。
大げさに言うならば薬漬けという状態です。

「化学薬品を飲み続けることで健康上良いと言えるのか？」
近年、漢方薬が注目を集めているのも自然の生薬が原料ということもあるのだと思います。

当院の出発点は、まさにこの疑問からでした。


それに対して漢方（東洋）医学や手技療法では、自分自身の持つ自己免疫力を高めることを重点に置いて治療を行います。

つまり病名が無くても、特効薬が無くても、その病気に対して立ち向かっていけるということになります。

その一方法に当院の経絡治療があります。
この方法では五臓六腑の調子を表す腹部などの症状（不快さなど）を取り除いていきます。

すると食べ→消化し→栄養を運び→排泄するという人の基本サイクルが正常化します。
また、精神を宿すという五臓が整うため精神安定にも効果が出ています。

こうして寝れば治るという本来の状態を作り、病を未然に防げる（未病）身体にします。　（注１）

さらに鍼治療は肩こりやギックリ腰などの筋肉疾患に対して、直接刺激を行なうことから即効性が期待できます。　（注２）

また、あなたの症状の原因が骨格のズレという場合もあります。
その際にも強いコリが出ることがあり、神経に当たることで痛みや痺れが起こることがあります。


当院ではこれら病院とは違う複数の視点から症状を診ていきます。
自分自身の治す力を利用しますので、副作用の心配はありません。


例えは良くないですが、スポーツでドーピングというものがあります。
時おりメダルを剥奪されたという話を耳にするものです。

仮に我々が利用したら国体の100Mなどで1位になれるでしょうか？
まず普通はムリだと思いますよね。

どうしてムリだと思われましたか？
それは基礎体力が圧倒的に不足しているのか理由だと思います。

これは病気療養や妊活でも言えることです。

基礎体力が充実するほどに西洋医学での治療も生きてきます。


『病気を外側から攻撃する西洋医学』と『病気に対して身体の内面から立ち向かう漢方医学』、それぞれ双方に優れた面があるのです。

当院では、この両者を上手く利用してこそ、より健康な生活が保てると考えております。



（注１）経絡治療による根本治療では、体質自体を改善させようとしますので、一般的にある程度の治療期間を要します。

（注２）治療効果として、すぐに効いてくる（即効性）傾向がありますが、一度で全てが解決するという意味ではありません。

また、長年にわたる症状の場合には、自身の痛みの部位が特定できないなど治癒力自体が弱っていることがあります。
このようなケースでは、すぐに効いてこないこともあり、ある程度の治療期間も必要となりますのでご理解のほどお願いいたします。


 

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